Automagi、AIとAR技術活用し荷姿を自動測定する技術の開発を推進

Automagi、AIとAR技術活用し荷姿を自動測定する技術の開発を推進

スマホなどで撮影、立方体の定型荷物は精度90%以上

AI(人工知能)を活用したソリューション「AMY(エイミー)」を展開するAutomagi(オートマギ)は4月21日、2019年12月に内閣府の「SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)第2期スマート物流サービス」に採択されたプロジェクトで、荷姿のサイズを簡単に測定できる技術を一部開発したと発表した。

AIと荷姿を撮影するスマートフォンなど端末側に搭載したAR(拡張現実)技術を組み合わせ、写真撮影すれば対象物の輪郭を自動的に取得する仕組み。現在は立方体の定型荷物であれば、90%以上の精度で測定できるという。

同社は新技術に関し、トラックドライバーが運ぶ荷物やコンビニ店舗で宅配荷物を預かる際の料金算出、倉庫管理のためのマスターデータ作成などに応用できると想定。非定型の荷物でも3辺の長さを正確に検出できるようにしたい考えだ。2021年にかけてさまざまな先進技術を開発し、生産性を向上した「スマート物流」普及への貢献を目指す。


測定のイメージ(Automagi提供)

(藤原秀行)

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