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宮城・岩沼の物流施設火災、原因究明が本格化

宮城・岩沼の物流施設火災、原因究明が本格化

出火場所特定などが焦点に、再発防止急務

宮城県岩沼市の物流施設「プロロジスパーク岩沼1」の火災は5月6日午後4時すぎ、発生から6日ぶりに鎮火した。けがをした人はおらず、周囲への延焼も起きなかったが、建物自体は大部分が真っ黒に焦げて焼け落ち、原型をとどめていない。消防などによる原因究明作業が本格化しており、今後は出火場所の特定や初期消火に失敗した理由などが焦点となる。併せて、物流業界全体で再発防止が急務となっている。


鎮火後の「プロロジスパーク岩沼1」※クリックで拡大

同施設は仙台空港に近接している「岩沼臨空工業団地」内で2008年10月に完成。地上3階建て、事務所部分も含めた延べ床面積は4万3836平方メートルで、日本アクセスとF-LINE、プラスの社内カンパニーでオフィス用品や保育用品などの通販を手掛けるジョインテックスの3社が物流拠点として活用していた。周辺には大手食品メーカーの工場や大手物流企業の物流センターなどが立ち並んでいる。

焼け跡では既に地元消防と警察による現場検証が連日行われている。まだ詳細は明らかになっていないが、地元メディアの報道などによれば、2階の冷蔵室内から煙が出ていたのを目撃されているという。冷蔵室があったエリアを中心に出荷元の特定などの作業が進められるとみられる。

同施設は北海道・東北エリア向けに食品や乳製品、オフィス用品などを出荷する主力拠点として稼働してきただけに、スーパーへの納品遅れなどの影響が生じており、日本アクセスやF-LINE、ジョインテックスの各社は代替の施設探しなど対応を迫られている。また、同施設はプロロジスが物件供給のスポンサーを務めているJリートの日本プロロジスリート投資法人が所有しており、全焼による損害額の算定なども急がれている。


火災前の「プロロジスパーク岩沼1」(日本プロロジスリート投資法人ウェブサイトより引用)

(藤原秀行)

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