JR貨物、豪雨被害で輸送量163万3200トン減少

JR貨物、豪雨被害で輸送量163万3200トン減少

列車は延べ4421本が運休

 JR貨物は10月17日、今夏に西日本を見舞った豪雨などが鉄道貨物輸送に及ぼした影響をまとめた。

 不通区間が生じた7月5日~10月12日の100日間に、運休を強いられたのはコンテナ列車4359本と車扱列車62本を合わせて延べ4421本に上り、不通区間の発生に伴う輸送量の減少は163万3200トン(暫定値)に達した。

 不通が生じた間、迂回列車を走らせたほか、トラックや船舶による代行輸送も実施。トラックはコンテナ3万6160個(12フィート換算)、船舶は2万842個(同)の輸送を担った。同社は迂回と代行で合わせて不通区間の輸送量の最大26・6%をカバーしたと説明している。

(藤原秀行)


不通区間の発生状況(JR貨物ウェブサイトより)※クリックで拡大

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