2~4週間限定で物流現場に投入、効果見極め可能に
GROUNDは6月30日、物流施設内のピッキング作業をサポートする自律型協働ロボット「PEER(ピア)」を期間限定で試験的に現場へ導入できる有料サービス「PEERアセスメントプログラム」の提供を7月1日に始めると発表した。
PEERは搭載したセンサーなどで周辺の環境を把握し、ピッキングすべき商品が収められた棚へ、最適なルートを自分で判断して自律走行。スタッフはPEERが止まった場所でピッキングを順次済ませていけば適切に作業を終えられる仕組みだ。庫内のレイアウトや作業オペレーションの大幅な変更なしに導入できるのが強み。
プログラムは2~4週間、希望する事業者の物流現場かもしくはGROUNDが千葉・市川に構えているR&Dセンター「playGROUND(プレイグラウンド)」で実施。PEERを6~12台活用し、実際の効果を見極めた上で本格的に使うかどうかを判断できる。GROUNDはプログラムを提供することで、導入のハードルを下げたい考えだ。
「PEER」
プログラムの流れ※クリックで拡大(いずれもGROUND提供)
(藤原秀行)