ASEANでプロジェクト経験、ノウハウ取り込みへ
シーアールイー(CRE)は7月2日、ベトナムで進めている物流施設開発事業に、阪急阪神グループの阪急阪神不動産が参加すると発表した。
CREはベトナムの子会社とシンガポール政府系でインフラ開発などを手掛けるSembcorp Development(セムコープ・デベロプメント)グループが連携し、ベトナムで物流施設事業に参入。セムコープが同国の工業団地内で開発した2棟の運営に参加しているほか、今年4月に3棟目が完成した。
阪急阪神不動産はこれまでに東南アジア諸国連合(ASEAN)エリアのうち、インドネシアとシンガポールで物流不動産の開発運営に携わった経験を持つ。同社のノウハウも活用し、経済成長が引き続き見込まれるベトナムで物流施設需要を着実に取り込んでいきたい考え。
セムコープが開発した2棟の物流施設(CRE提供)