業務量予測や配車適正化可能なシステム開発、人員最適化など実現目指す
ヤマトホールディングス(HD)傘下で法人向け物流業務を手掛けるヤマトロジスティクスとアルフレッサホールディングス傘下で医薬品卸大手のアルフレッサは7月21日、医療用・一般用医薬品や医療機器など「ヘルスケア商品」の共同配送に向け業務提携したと発表した。
第1段階として、アルフレッサが取り扱う商品配送の効率化を目指し、日々の配送業務量を予測したり、配車を適正に行ったりするためのシステムを開発。配送に関する人員の最適化につなげる構想だ。
第2段階は配送のサービス品質を保持しながら能力を増強することが可能な各種システムの開発を推進。第1段階で稼働させたシステムと連携し、ヘルスケア業界全体にサービスを提供することで一定の品質保持と配送能力増強を両立させていきたい考え。
ヤマトロジスティクスとアルフレッサは今年6月にも、オンライン診療・処方への対応で相互協力することを発表している。
(藤原秀行)