大和物流、滋賀・湖南市の物流センター既存棟を5・2倍に拡張へ

大和物流、滋賀・湖南市の物流センター既存棟を5・2倍に拡張へ

1・5万平方メートル、21年7月末完成予定

大和物流は7月22日、滋賀県湖南市の「滋賀物流センター」で建て替え工事を開始したと発表した。

建材や住宅設備機器の物流需要拡大に備え、既存棟を現行の延べ床面積2918平方メートルから約5・2倍の1万5285平方メートル(地上3階建て)に拡張。2018年1月に開発した増築棟(3432平方メートル)と合わせて1万8717平方メートルに拡大する。完成は2021年7月末の予定。工事中も増築棟は営業を継続する。

トラックバースは低床式ホームを採用し、荷重2・8トンの天井クレーンや長さ10メートルのひさしも導入、天候に左右されず重量物なども扱える仕様とする計画。

名神高速道路の竜王ICから約10キロメートル、栗東湖南ICから約11キロメートルに位置しており、同市内には県内最大級の工業団地も稼働している。拡張により製造業向けの物流拠点としてさらに存在感を発揮できると見込む。

同センターから約10・5キロメートルの位置で今年3月に完成した「滋賀竜王物流センター」(延べ床面積1万5925平方メートル)と連携、効率的な物流業務を展開していく構想だ。


「滋賀物流センター」建て替え工事完成イメージ(大和物流提供)

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(藤原秀行)

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