新たな自律走行方式を導入、活用シーン拡大
ZMPは8月4日、台車型物流ロボット「CarriRo(キャリロ)」に新機能を追加すると発表した。
新たな自律走行方式「Hybrid SLAM」を導入。非常に狭い通路や高精度での位置決めが求められる場所などでも円滑に移動できるようにするのが狙い。
キャリロはこれまで、二次元コードが印刷されているシール「ランドマーク」を床に貼り付けることで、走行指示の情報を読み取って自律移動していた。ルートの設置や変更が容易なことなどがメリットだが、フォークリフトが頻繁に行き交うようなランドマークを置くのが難しい場所への導入には難があった。
「Hybrid SLAM」も組み合わせることで、生産拠点や物流施設などの屋内でキャリロを使えるシーンを拡大したい考え。
ZMPが8月19日にオンラインで行うイベントで実機を使ったデモンストレーションを披露する予定。
(藤原秀行)