【独自取材】EC物流包括支援のロジレス、ソフトバンクグループ傘下のSBロジスティクスと連携開始

【独自取材】EC物流包括支援のロジレス、ソフトバンクグループ傘下のSBロジスティクスと連携開始

物流代行サービスで先進倉庫活用可能に、出荷迅速化など期待

EC事業者の受注・在庫管理などを一括支援するスタートアップ企業のロジレス(東京・南大塚)は、ソフトバンクグループ子会社で従量課金型のEC事業者向けフルフィルメントサービスを手掛けているSBロジスティクス(東京・東新橋)とシステム連携を開始した。

ロジレスが提供している物流代行システム「LOGILESS(ロジレス)」は、インターネットショップに入った注文の情報を自動的に取得、出荷情報として提携している倉庫と共有され、毎回細かく指示を倉庫に出さなくても商品を出荷できるのが特徴。EC事業者にとっては受注から出荷、在庫管理を自動で済ませることが可能になり、拡販などに経営資源を集中できるのがメリットだ 

ロジレスが8月20日、正式発表した。今回の連携により、LOGILESSを利用しているEC事業者が、SBロジスティクスの展開している自動化・省人化機器などの技術を活用した最新倉庫を活用できるようになるため、従来以上に出荷作業の迅速化や配送リードタイムの短縮などにつなげることが可能と見込む。

SBロジスティクスは既にさまざまなEC業務効率化支援サービスと連携しており、200を超えるEC事業者や40以上の倉庫事業者が活用しているLOGILESSも連携先に追加することでフルフィルメントサービスの利便性を高め、利用を促進したい考えだ。

ロジレスは7月にも、日立物流が埼玉県春日部市で運営しているEC事業者向けの先進物流拠点「ECプラットフォームセンター」との連携開始を発表するなど、外部との協力関係構築に注力している。

(藤原秀行)※キャラクター「ロジごま」はロジレス提供

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