九州の公共交通機関、ほぼストップ
非常に勢力の強い台風10号の接近を受け、コンビニ大手3社は9月7日、九州地方の店舗約4000カ所を臨時休業としており、店舗への納品も原則ストップするなど安全確保への対応を迫られている。九州地方の公共交通機関も同日はほぼ全面的にストップすることが確定しており、物流にも影響が出そうだ。
JR九州は、九州新幹線と在来線の全列車を9月7日は運休。同8日も始発から運休としつつ、台風の状況などを見て順次運転を再開する見通し。JR西日本も9月7日は山陽新幹線の広島~博多間で終日運転を見合わせる。
JR貨物も九州地方を発着する貨物列車の運行を見合わせるなど対応に追われている。日本航空(JAL)と全日本空輸(ANA)は九州便を中心に9月7日は軒並み欠航を決めた。
トヨタ自動車や日産自動車など自動車大手が九州地方の生産拠点の稼働を相次ぎ停止するなど、主要メーカーが工場の操業停止に追い込まれている。
(藤原秀行)