TOTO喜多村社長、クリナップとの共同配送継続に強い意欲

TOTO喜多村社長、クリナップとの共同配送継続に強い意欲

積載効率向上などで「物流コスト高騰分は吸収可能」

 TOTOの喜多村円社長は10月29日、東京・港区の東京汐留事業所内で開いた中間決算説明会の席上、製品配送など物流コスト上昇への対応に関し、業務効率化のためクリナップと展開しているシステムキッチンなどの共同配送の継続に強い意欲を示した。

 喜多村社長は「日本は今後売り上げが劇的に増えるわけではない。積載効率を高めるなどさまざまな活動を行っている。クリナップさんとの共同配送などの取り組みをこれからも続けていくので、物流費の高騰分は何とか吸収できる」との見方を強調した。

 海外事業に関しては「買っていただいた後のアフターサービスをしっかり行うことが海外戦略の大きな鍵を握っている。そこはある程度コストを掛けてでも、また買っていただけるようなサービス体制をつくっていきたい」と述べ、配送品質向上を優先する姿勢を見せた。

(藤原秀行)


決算会見で業績を説明する喜多村社長

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