在庫保管や作業の効率改善、進捗状況をリアルタイムで可視化
GROUNDは9月28日、在庫保管や各種作業の効率向上を支援するAI(人工知能)物流ソフトウエア「DyAS(ディアス)」の提供を同日開始すると発表した。
「拠点内在庫配置最適化(Dynamic Inventory Allocator)」、「リソース配分最適化(Dynamic Resource Allocator)」、「シナリオプランニング(Scenario Planning)」の3つの主要な機能を提供。各スタッフの作業状況などを可視化するツール「Intelligent EYE(インテリジェントアイ)」も備えている。
物流施設内の人やマテハン機器の動きなどに関するデータを分析し、WMS(倉庫管理システム)と組み合わせることで、作業者の移動距離を最短化する入出庫作業指示を自動的に作成する。さらに、庫内で保管されている商品の出荷傾向と、各商品の荷姿・重量、在庫のロケーション容積や庫内レイアウトなどの物理的制約を加味し、保管と作業の効率をバランスよく向上させる指示を出すことが可能になる。
併せて、インテリジェントアイのUI(ユーザーインターフェース)を改良し、作業の進捗や要員配置の状況、作業量などをリアルタイムに把握することが可能となるため、倉庫内のスループット向上や計画通りの作業遂行を実現できると見込む。
DyAS利用の流れ(以下、いずれもGROUND提供・クリックで拡大)
DyASを活用した入出庫作業効率化例
(藤原秀行)