コロナ禍で経営環境厳しく、連携し苦境に対応
東海エリアを地盤に「味の民芸」「サガミ」などの外食店舗を展開しているサガミホールディングスは10月8日、中部・北陸エリアで外食やサービス業を展開している10社で業界団体「共創 和や会(きょうそう なごやかい)」を同日設立したと発表した。
参加したのはサガミHDのほか、木曽路やスガキコシステムズ、JBイレブンなど。代表にはサガミHDの鎌田敏行会長が就任している。
少子高齢化や労働力不足に加え、新型コロナウイルスの感染拡大で外食・サービス業が厳しい経営環境に直面する中、10社が連携して共通クーポンの発行から配送、店舗物件の情報共有など幅広い分野でタッグを組み経営効率化を推進。苦境を乗り切りたい考え。マスクや消毒用品、お手ふきといった備品類の共同調達も視野に入れている。
10社は今後、同業他社にも広く参加を呼び掛けていく方針。
(藤原秀行)