SaaSの運行管理支援技術を活用、外部との協業拡大図る
日立物流は10月19日、新たな運行管理支援サービス「SSCV-Smart」を同1日に開始したと発表した。
見積り・受発注や配車・運行、請求などの管理業務をデジタル化し、基本機能として SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)の形態で提供。同社が手掛けている安全管理の「SSCV-Safety」、車両管理の「SSCV-Vehicle」と連携することも可能。今後は外部のサービスとも協力し、求貨求車やバース予約、労務管理、会計、共同調達などの機能も追加していきたい考えだ。
外部企業との協創の第1弾として、富士通交通・道路データサービス(FTRD)がドライブレコーダーを通じて蓄積してきたトラックなど商用車約21万台の走行経路などのビッグデータを活用、適正な運行ルート策定を支援するサービス「ToXYZ」と連携。トラックが確実に通行できるルート検索と精度が高い所用時間見積もりにより適正な余裕時間を設定し、休憩・休息など厚生労働省が示す「改善基準告示」の内容に沿った運行計画を自動で生成、運行指示書を発行するサービスをスタートした。
「SSCV-Smart」の基本性能(日立物流提供)※クリックで拡大
(藤原秀行)