MonotaRO、茨城で4・9万平方メートルのサテライトセンターが21年4月めど稼働

MonotaRO、茨城で4・9万平方メートルのサテライトセンターが21年4月めど稼働

兵庫・猪名川のプロロジス施設に開設予定拠点は1日当たり出荷能力18万行見込む

工具などの通販大手MonotaRO(モノタロウ)は10月27日開示した2020年1~9月期決算説明資料で、新たに開発する物流拠点の建設状況を公表した。

21年4月をめどに稼働開始する予定の「茨城中央サテライトセンター(SC)」(茨城県茨城町)は使用する延べ床面積が約4万9000平方メートルを計画。バックヤードが主機能で、在庫能力は需要の上位商品2万~3万SKU、出荷能力は1日当たり約3万行と設計している。投資額は土地・建物と設備で計約92億円と見積もっている。

一方、プロロジスが兵庫県猪名川町で開発する大型物流施設「プロロジスパーク猪名川1」に開設する予定の「猪名川DC(ディストリビューションセンター)」は、トータルで延べ床面積約16万2000平方メートルを使用し、計50万SKUを取り扱う方向。第1期(22年4月めど稼働開始)は同施設のうち4フロアと危険物倉庫を賃借し、第2期(23年第3四半期めど稼働開始)からは1フロアを追加した5フロアに拡大する流れを見込む。

第1期で利用をスタートする4フロアと危険物倉庫は21~31年の契約期間中に約189億円(共益費込み)、第2期で追加する1フロアは22~31年に約45億円(同)をそれぞれ賃借料として予定している。設備は第1期が約74億円、第2期が約66億円だが、現在精査中。賃借建物の追加工事約12億円と原状回復費用約14億円(精査中)も必要とみている。

出荷能力は第1期が1日当たり約9万行、第2期は約18万行に拡大するとのシナリオを描いている。


「茨城中央サテライトセンター」の完成イメージ(MonotaRO資料より引用)

(藤原秀行)

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