受注案件内容や稼働状況を可視化、業務効率化を後押し
運送事業者の業務効率化支援を手掛けるスタートアップ企業のAzoop(アズープ、東京都世田谷区上馬)は11月12日、クラウドベースの車両管理システム「トラッカーズマネージャー」に配車計画機能を追加すると発表した。
受注した案件を登録すると、業務内容を基にした配車計画の作成が可能で、車両の空き状況や稼働の度合いも容易に確認できるのが特徴。パソコンのほか、タブレット端末やスマートフォンからでも閲覧や内容編集、検索ができる。
Azoopは「全ての案件情報や車両の稼働状況が可視化できるため、複数拠点を持つ運送業者の場合、他の営業所の車両が稼働できるにも関わらず協力会社に外注していた案件を自社内で完結することができるようになるなど、車両を効率的に活用した配車計画が実現できる」とメリットを説明している。
トラッカーズマネージャーは今年3月に正式版の提供を開始。稼働状況などのデータを基に、運送事業者が保有している車両1台当たりの収益をはじき出し、最適化に向けた施策をサポートしている。
10月には車検証や請求書のデータを自動入力するサービスを開始するなど、随時機能拡充を図っており、今後はAI(人工知能)を活用したバージョンアップを施し、配車担当者の業務効率化を一層後押ししていく予定。
(藤原秀行)