コロナ禍で利用増、前年に増税で反動減だった影響も
日本生活協同組合連合会(日本生協連)が11月20日発表した全国の主要65地域生協の総供給高(売上高)速報によると、10月は前年同月比14・1%増の2413億6100万円に達し、9カ月続けて前年実績を上回った。
内訳は、宅配が20・6%増の1598億8100万円で、全体傾向と同じく9カ月連続して前年同月比でプラス。このうち個配は23・9%増の1156億4500万円だった。店舗は3・0%増の760億1300万円。
新型コロナウイルスの感染拡大で宅配需要が伸び、利用が定着してきたことがうかがえる。さらに、宅配は昨年に増税の影響で反動減が生じていた酒や家庭用品・雑貨類が好調だったという。
(藤原秀行)