菓子事業強化狙い、22・55億円で所有比率45%に引き上げ
日清食品ホールディングス(HD)は11月20日、スナック菓子大手の湖池屋を連結子会社化すると発表した。商品開発やマーケティング、営業、物流などの各分野で連携を強めるのが狙い。
両社は2011年5月に業務・資本提携を開始、12年8月には日清食品HDが湖池屋株式を追加取得して関連会社化していた。
11月27日付で同社の発行済株式をさらに取得し、議決権ベースで所有割合を従来の34・54%から45・12%に引き上げる。追加分の取得額は22億5500万円を見込む。
新型コロナウイルスの感染拡大による「巣ごもり需要」の盛り上がりで、湖池屋が得意とする高級ポテトチップスなどスナック菓子の販売が好調のため、日清食品HDとしては菓子事業を強化したい狙いもある。
(藤原秀行)