JA全農などが生鮮品輸出の実証事業を開始

JA全農などが生鮮品輸出の実証事業を開始

物流面で凸版印刷、豊田通商、パナソニックが関与

 エバートロン、オークラ ニッコー ホテルマネジメント、大阪大産業科学研究所、三重大、JA全農、凸版印刷、豊田通商、パナソニックアプライアンスは11月2日、日本産青果物など生鮮品の輸出拡大に向けて革新的な鮮度維持技術を用いた実証プロジェクトを開始すると発表した。

 生産から消費までのフードチェーンに適用できる各種先進技術やノウハウを持ち合い、鮮度を高いレベルで維持することによって日本の農産品輸出を後押しする。

 これまでのコールドチェーンでは鮮度維持の面から対応が難しかった品目やエリアの輸出を実現させる。実施期間は2019年3月までの予定。輸送先はオランダのほかホテルオークラグループが海外に展開する日本料理店を挙げる。

 各社の役割分担は

  • エバートロン(鮮度維持装置の提供)
  • オークラ ニッコー ホテルマネジメント(海外のホテルオークラ「山里」料理長による鮮度評価)
  • 大阪大産業科学研究所(超酸素水、鮮度維持袋技術の提供および生鮮品の分析・評価)
  • 三重大(生鮮品の分析・評価)
  • JA全農(青果物の提供および鮮度維持効果の評価)
  • 凸版印刷(輸送用梱包資材と冷却材の提供)
  • 豊田通商(物流子会社の豊通物流とともに国内外における生鮮品の物流業務)
  • パナソニックアプライアンス(温度・湿度・振動など輸送環境に関するトレーサビリティー情報の取得)

――となっている。

(鳥羽俊一)


画像は各社プレスリリースより

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