コロナ禍でのネット通販利用拡大が落ち着きか
日本郵便が12月1日発表した10月の郵便物・荷物の引受物数によると、荷物のうち「ゆうパック」は前年同月比7・0%増の8348万2000個となり、12カ月連続で前年実績を上回った。
ゆうパックの中でも特に小型荷物に特化した「ゆうパケット」は3・3%増の3665万3000個に達した。新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛が広がったのを契機にインターネット通販の利用が盛り上がっていることが引き続き、追い風となっている。ただ、増加幅は縮小傾向にあり、EC利用拡大のペースが落ち着いてきていることをうかがわせた。
郵便物は2・4%減の13億524万6000個、ゆうメールは2・5%減の2億9278万9000個だった。
(藤原秀行)