近鉄エクスプレス、中国法人の上海支店保税専用倉庫を移転・拡張

近鉄エクスプレス、中国法人の上海支店保税専用倉庫を移転・拡張

面積1・7倍、移動式ラックなど導入

近鉄エクスプレスは12月3日、中国の現地法人が上海の輸入監管倉庫(保税専用倉庫)を移転・拡張し、8月に税関から認証を取得して正式に業務を始めたと発表した。

新倉庫は上海浦東空港から3キロメートル圏内に位置。倉庫面積は9615平方メートルで旧来の約1・7倍に拡大した。小口貨物用の移動式ラック導入やラックエリア拡張などにより、業務品質を維持しながら従来以上に多くの貨物の荷扱いが可能な体制を実現した。

倉庫内には ULD(貨物輸送用コンテナ)ワークステーションを設置し、日系フォワーダーで初めてとなる掘り込み式のULD取り卸し昇降機を導入。高所でのULD 解体作業が不要となり、作業の安全性を高めるとともに貨物へのダメージ発生防止にもつながるとみている。


新倉庫のトラック搬入口(左)とULDワークステーション(近鉄エクスプレスプレスリリースより引用・クリックで拡大)

(藤原秀行)

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