クラウドサービス介し遠隔で温度や入出庫監視、屋外にも設置可能
パナソニックグループで業務用設備機器を手掛けるパナソニック産機システムズ(東京都墨田区押上)は1月12日、流通小売業や飲食店、不動産デベロッパーなど向けに「受け取り用冷凍・冷蔵ロッカー」の受注販売を同日開始すると発表した。EC事業者が専用で設置している事例はあるが、広く販売するのは初めてとみられる。
冷凍、冷蔵、常温の3温度帯に対応。専用のクラウドサービスを介して遠隔で温度や入出庫などを監視できる。屋外にも設置可能。新型コロナウイルスの感染拡大で冷蔵・冷凍品の宅配や飲食店からの持ち帰りのニーズが増えているのを考慮した。
今後は企業や駅、保育園などへの設置を見込む。ロッカー利用にはクラウドサービスへの加入が必要。
ロッカーのイメージ(パナソニック産機システムズ提供)
(藤原秀行)