磁気棒の埋設工事不要で賃貸物流施設に最適
三菱ロジスネクストは11月13日、レーザー誘導方式の無人フォークリフト「RACK FORK Auto」(ラックフォークオート)を全国発売したと発表した。
対応重量は1~1.5トンで、シフトとローテート(回転)により車体の向きを変えずに左右・前方の3方向の荷役に対応。ラック間の通路幅を最小1.48メートルと大きく短縮できるほか、最大6.5メートルの高さまで作業が行える。
レーザースキャナーで反射板を検出して自ら位置を把握・走行するレーザー誘導方式は、従来の磁気誘導方式に必要だった走行ルートの床面に磁気棒を埋設する工事が不要でレイアウト変更も容易。また導入工期の短縮によって施設の稼働率に影響を与えないほか、とりわけ床工事ができない賃貸物流施設での使用に適しているという。
複数フォークの稼働を管理する独自システム「Route Optimizer」(ルートオプティマイザー)を搭載し、運行管理端末に登録した指示と運行制御技術によって各フォークが同時に限られた空間で最適ルートを選び作業の効率化を図る。
走行ルートの柔軟性、高揚高の入出庫作業、方向自在性に優れたバッテリーフォークの市場投入を通じて、生産・物流現場の省人化・無人化・自動化ニーズに応えていきたい考え。
(鳥羽俊一)
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※画像は全て三菱ロジスネクストウェブサイトより
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