AI活用した商品情報データベース作成のLazuli、総額5億円の資金調達

AI活用した商品情報データベース作成のLazuli、総額5億円の資金調達

サービス開発体制強化、食品や飲料などの業界DX推進支援

AIを活用した商品の基本情報(マスター)データベース開発・提供を手掛けるスタートアップのLazuli(ラズリ)は4月21日、シリーズAラウンド(会社創生期)として、Carbide Ventures Management(カーバイド・ベンチャーズ・マネジメント)をリードインベスターとして、Coral Capital、インフォマートを引き受け先とする第三者割当増資を実施、計5億円の資金を調達したと発表した。

同ラウンドの累計調達額は5億6000万円に達した。

Lazuliは今回の資金調達で、同社が開発・提供している商品データベース構築支援サービス「Lazuli PDP」の機能向上やAPIなどの新機能開発に向け、国内外でエンジニア、機械学習エンジニアを採用するなど開発体制を大きく強化する計画。食品・飲料・日用品をはじめ医薬品業界、耐久消費財、書籍・楽曲・映像コンテンツ、ファッションなど各種領域における顧客のDX推進をサポートする。

Lazuli PDPはAIによる自然言語処理と大規模データを扱う技術をSaaS(Software as a Services)で提供。食品・飲料・日用品、医薬品をはじめとする各種領域で、多様な商品マスターデータを効能や製品の特徴から整理、使いやすくする。物流にも活用できると見込む。

(藤原秀行)

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