アジア最重要市場の1つに位置付け
東京理科大発のベンチャー企業イノフィス(東京都千代田区神田紺屋町)は2月22日、重量物持ち上げといった現場作業時に装着して腰などへの負荷を軽減するアシストスーツ「マッスルスーツEvery(エブリィ)」を新たに中国で発売したと発表した。
中国は世界最大の人口を抱える上、今後急速に高齢化・少子高齢化が進むと見込まれているため、介護や製造業などで需要が見込めると想定。中国をアジアの最重要市場の1つと位置付け、現地の販売代理店と連携して積極的に利用を働き掛ける。
既に韓国などでも販売しており、公式グローバルサイトを運営。中国での販売強化と並行して、簡体中国語にも対応している。
Everyは価格を10万円台に抑えたことや、重量を3・8キログラムと軽量化に努めたことなどが評価され、日本国内では累計販売台数が1万6000台を超えた。物流の現場も主力のターゲットに据えている。
エブリィの使用イメージ(イノフィス提供)
(藤原秀行)