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三菱商事、中国のシリウスロボティクスと業務提携

三菱商事、中国のシリウスロボティクスと業務提携

倉庫向け従量課金制貸出サービスのラインアップに追加へ

三菱商事はこのほど、物流ロボット開発を手掛ける中国・深圳のスタートアップ企業、炬星科技(シリウスロボティクス)と業務提携した。

三菱商事は新たな事業として倉庫向けに物流ロボットを従量課金制で貸し出し、業務の効率化・省人化をサポートする「ロボット・アズ・ア・サービス(RaaS)」を今春に本格化させる構え。シリウスのロボットもラインアップに加え、顧客の多様なニーズに応えられるようにしたい考えだ。シリウスは三菱商事と組み、人手不足が深刻な日本の物流業界へ自社の技術を積極的に売り込んでいく構え。

シリウスは2018年に米グーグル出身の蒋超氏(現CEO=最高経営責任者)が創業し、AI(人工知能)を活用したロボットを開発。中国のEC大手、京東集団(JDドットコム)に納品するなど、着実に実績を重ねている。日本でも三井不動産が今年2月に千葉県船橋市で開設した先進的ロボットなどの体験型ショールーム「MFLP ICT LABO 2.0」でシリウス製のロボットを展示している。

三菱商事は庫内を自律走行し、ピッキングする商品が収められている棚の前で自動的にストップすることで作業スタッフが案内に従って商品を棚から取り出す「AMR」と呼ばれる人間と協働するタイプのロボットを採用する予定。既に三菱商事傘下で物流業務を手掛ける三菱商事ロジスティクスが横浜市内に構える物流拠点でシリウスのロボットのデモを重ねている。

三菱商事はRaaSで、インド発祥で物流ロボットシステム開発を手掛けるGreyOrange(グレイオレンジ)製の物流ロボット「Butler(バトラー)」の活用を既に決めている。バトラーは商品を保管している棚の下に潜り込んで持ち上げ、ピッキング作業のエリア近くに搬送するタイプ。併せて、シリウス社のAMRも利用し、顧客の多様な利用シーンに適用できるようにする。他にも複数の種類のロボットをRaaSで取り扱うことを視野に入れている。


「MFLP ICT LABO 2.0」に展示されているシリウス社のAMR

(藤原秀行)

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