ESGの指標で改善達成すれば金利優遇
GLPは2月22日、環境保護や社会貢献につながる目標の達成度合いに応じて貸出金利を優遇する環境対応型融資「サステナビリティ・リンク・ローン(SLL)」で、アジア太平洋地域では過去最大規模となる6億5800万ドル(約690億円)を調達したと発表した。
今回のSLLは3年間を期限とする、融資限度枠の範囲内であれば繰り返し借り入れができる「リボルビング・クレジット・ファシリティ形式」を採用。GLPが設定しているESG(環境・社会貢献・企業統治)の指標で改善を達成すると金利負担が優遇される仕組みだ。参加している金融機関は10行だが、詳細は開示していない。
GLPは調達資金を気候変動緩和や、建物から排出する温室効果ガスを減らした「グリーンビルディング」の推進に向けた環境目標の達成に充てる方針。
(藤原秀行)