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パナソニック、業務効率化支援ソフト大手の米ブルーヨンダー買収を検討

パナソニック、業務効率化支援ソフト大手の米ブルーヨンダー買収を検討

精緻な在庫管理など実現、サプライチェーン効率化・高度化需要獲得目指す

※パナソニックのコメントを末尾に追加しました

パナソニックが、製造業や流通業の業務効率化支援ソフトウエア大手の米ブルーヨンダー(旧JDAソフトウエア)買収を検討していることが明らかになった。

パナソニックとブルーヨンダーは2019年、工場や物流施設、店舗などの業務効率化ソリューションの拡販へ日本で合弁会社を設立。20年にはパナソニックがブルーヨンダー株式の20%を約860億円で取得している。ブルーヨンダーは米ウォルマートやコカ・コーラ、英ユニリーバなど世界の主要企業と取引関係にある。

同社株式を持つ米投資ファンドから追加で過半を購入し、子会社化する方向で協議を進めているもよう。パナソニックとしてはブルーヨンダーが強みとするAI(人工知能)による商品の需要予測などのソフトウエアと、自社が得意とする監視カメラやセンサーといった産業現場向け先端技術を組み合わせ、より精緻な在庫管理などを実現。企業からのサプライチェーン効率化・高度化の需要を着実に取り込んでいきたい考えだ。

投資額は最大で数千億円規模になる可能性があり、実現すればパナソニックとしては01年に旧三洋電機と旧パナソニック電工を約8000億円で完全子会社化した案件に匹敵する大型M&Aになる公算が大きい。

パナソニックは3月9日、メディアの報道を受け「当社が公表したものではない。企業価値向上へさまざまな検討をしているが、本件について現時点で決定した事実はない」とのコメントを発表した。

(藤原秀行)

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