オーケー、関西スーパーにH2Oグループとの経営統合方針で質問状

オーケー、関西スーパーにH2Oグループとの経営統合方針で質問状

「株主に適切な判断のための情報十分開示されていない」と主張

ディスカウントスーパーのオーケーは9月28日、TOB(株式公開買い付け)を提案している関西スーパーマーケットに対し、質問状を送付したと発表した。

関西スーパーが9月24日、エイチ・ツー・オー(H2O)グループの食品スーパー2社との経営統合が最善とあらためて表明したことに対し、「(株主が)適切に判断いただくための情報が十分に開示されていない」と主張。統合が最善との結論に至った根拠を詳しく説明するよう求めている。

質問状は、関西スーパーがH2Oグループの2社と統合した場合の株価が、オーケーがTOBで提案している1株当たり買い付け価格の2250円を上回る価値になると説明していることに対し、上回る株価になる時期の見通しや計算した根拠を問いただしている。

また、統合する対象のH2Oグループ2社の事業計画を明らかにすることも要求。統合が実現すればH2Oと関西スーパーが“親子上場”することになり、子会社の関西スーパーの少数株主が不利益を被りかねないというデメリットをどのように解消するのか、なぜ親子上場を選んだのかといった点についても尋ねている。

オーケーは関西スーパー株式の7%超を保有する第3位株主。

(藤原秀行)

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