食品物流のナカムラロジスティクス、東京水産ターミナル内センターにHacobuのトラック予約受付サービス導入

食品物流のナカムラロジスティクス、東京水産ターミナル内センターにHacobuのトラック予約受付サービス導入

年末繁忙期でも長時間待機解消、従業員の残業8割強削減

Hacobuは3月10日、食品物流を手掛けるナカムラロジスティクス(東京都港区芝浦)が、東京都大田区東海の複合型冷蔵倉庫団地「東京水産ターミナル」内に設けている「大井物流センター」で、Hacobuのトラック予約受付サービス「MOVO Berth(ムーボバース)」を導入したと発表した。

大井物流センターは旧来、バースを入庫用と出庫用に分けて運用。入庫はバースの運用ルールが不明確で有効活用できていなかったり、施設内で待機しているドライバーへの連絡手段が確立していないため直接声を掛けに行く必要があったりした。出庫は待機車両が増え業務も煩雑だったため、ドライバーからクレームが出ていた。

昨年10月の利用開始以降、事前に個々の運送会社がセンターを訪れる時間がつかめるようになったため、バースの有効活用を促進。繁忙期の12月でも運送会社やドライバーから長時間待機のクレームがなくなり、庫内従業員の残業時間も前年同期比87・9%減らせたという。

フォークリフト作業でも余裕ができたため、外装破損による商品買い取りも減少した。


ナカムラロジスティクスでのサービス利用イメージ(Hacobu提供)

(藤原秀行)

テクノロジー/製品カテゴリの最新記事