日本発米国向け海上コンテナ、2月は過去最低に

日本発米国向け海上コンテナ、2月は過去最低に

36%減、リーマンショック直後の水準も下回る

米調査機関デカルト・データマインが3月22日発表した日本発着の海上コンテナ輸送量に関する最新調査結果(速報値)によると、アジア域内へのトランシップ分を含めた日本発米国向け(荷受け地ベース)は2月の輸送実績が前年同月比36・0%減の3万1765TEU(20フィートコンテナ換算)にとどまった。

同社が調査を始めた2004年以降、単月としては過去最低を更新。リーマンショック後の09年5月の水準(3万4088TEU)も割り込んだ。母船直航分も43・7%減の2万2321TEUと大きく落ち込んだ。

2月分の母船直航分実績を主要6港別に前年同月比で見ると、東京港は37・4%減、名古屋港は50・8%減、神戸港は45・3%減など軒並み不振だった。

一方、米国発日本向け(復航、最終仕向地ベース)の1月分は前年同月比11・0%減の5万2342TEUだった。


2月のデータ(デカルト・データマイン資料より引用)

(藤原秀行)

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