佐川などが世界初のAI活用した不在配送解消実験で2割削減に成功

佐川などが世界初のAI活用した不在配送解消実験で2割削減に成功

電力使用データ分析し在宅の可能性高い時間帯を判断、ルート作成

佐川急便と日本データサイエンス研究所(JDSC)、東京大大学院越塚登研究室・田中謙司研究室、神奈川県横須賀市、グリッドデータバンク・ラボ有限責任事業組合は3月26日、世界で初めてとなるAI(人工知能)と電力利用データを用いた不在配送解消の実証実験結果を公表した。

5者は2020年10~12月、同市の150世帯の協力を得て実証実験を進めた結果、不在配送を約2割減らせたと成果を強調。実用化に向け、2021年中に新たな実証実験を行う予定。

5者はスマートメーターから得られる電力使用データを踏まえ、どの時間帯に在宅している可能性が高いかをAIがアルゴリズムで判定し、不在配送を回避できる配送ルートを算出するシステムを開発。18年9~10月に東京大の本郷キャンパス内で行った配送試験では、不在配送を91%減らせたほか、総移動距離は5%短縮できた。

横須賀市の実験では、担当するドライバーが代わっても不在率の削減効果に差はみられず、同様の結果を残せることを確認したという。


実験のイメージ(5者提供)

(藤原秀行)

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