センコー、「カーボンニュートラル」の潮流踏まえ蓄電池の物流取り扱い拡充へ

センコー、「カーボンニュートラル」の潮流踏まえ蓄電池の物流取り扱い拡充へ

製造から販売、リサイクルまでサプライチェーン全体をカバー、4月に営業窓口開設

センコーは3月29日、蓄電池に関する物流の取り扱いを拡充すると発表した。

蓄電池の製造から販売、リサイクルとサプライチェーン全体をカバーする「循環型サプライチェーンロジスティクス」を展開。TMS(運送管理システム)やWMS(倉庫管理システム)も駆使し、輸配送や保管の効率化を図る。

4月に同社のマテリアル物流営業本部内に営業窓口を開設。ワークショップも今春をめどに開き、蓄電池物流拡大の機運を盛り上げたい考えだ。

同社は10年ほど前から太陽光発電の普及を受け、住宅向けの発電パネルや蓄電池の輸送拡大を推進。最近は自動車用鉛電池の保管・配送などにも手を広げている。

菅義偉首相が昨年10月、2050年までに国内の温室効果ガス排出量を実質的にゼロとする「カーボンニュートラル」の達成を目指す方針を表明、蓄電池の需要がさらに増えると見込まれるのに対応する。


蓄電池物流のイメージ(センコープレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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