コロナ禍からの回復傾向続く
日通総合研究所が3月30日公表した「企業物流短期動向調査」の速報値によると、国内向け出荷量の『荷動き指数』は今年1~3月実績(見込み)でマイナス16となり、昨年12月公表の10~12月実績値より24ポイント上昇した。改善は3四半期連続で、従来見通しから18ポイント上振れした。
4~6月見通しはプラス4で、さらに20ポイント改善。指数がプラスになるのは実績値ベースで18年10~12月以来、2年半ぶり。見通しベースでも19年1~3月以来、2年3カ月ぶりとなる。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で20年4~6月はマイナス65と、リーマンショック後の09年1~3月(マイナス75)に次ぐ11年3カ月ぶりの低水準まで落ち込んだが、その後は徐々に回復している。
指数は「増加」の割合から「減少」の割合を引いて算出。調査対象は製造業・卸売業の主要2500事業所で、今回は803事業所が回答した。
(藤原秀行)
「企業物流短期動向調査」はコチラから(日通総合研究所ウェブサイト)