2万平方メートル
日本GLPは4月6日、滋賀県野洲市で新たな物流施設「GLP野洲」が完成したと発表した。同社が滋賀県で開発した初の案件。家庭用品や生活雑貨を専門に扱う商社のクラスアップ(旧トーホーコーポレーション、同県栗東市)が1棟借りすることを決めている。
新施設は地上4階建ての耐震・鉄骨造で、延べ床面積は2万350平方メートル。名神高速道路の栗東ICから約8キロメートル、竜王ICから約7・6キロメートルに位置。2023年度には新名神高速道路の全線開業が予定されており、京滋・名阪エリアへのアクセスがさらに向上すると見込まれる。
1階は内柱を鉄筋コンクリート造、梁を鉄骨造としたハイブリッド工法を採用し、ブレース(筋交い)のない空間を実現して搬入出業務の効率性を高めている。2~4階もブレースを建物外周部に配置、入居企業が将来導入するマテハン機器などのレイアウトの自由度を確保している。
クラスアップは複数の物流施設をGLP野洲に集約、物流業務の効率化に加え、近年のEC需要成長に伴う業容拡大に対応する計画。
「GLP野洲」の外観(日本GLPプレスリリースより引用)
(藤原秀行)