国内外の最新動向に関する講演など展開、1万5000人の来場目指す
日本UAS産業振興協議会(JUIDA)とコングレは4月8日、東京都内で、6月14~16日に千葉市の幕張メッセで開くドローン(無人飛行機)に関する日本最大規模の国際展示会「Japan Drone(ジャパンドローン)2021」の出展希望者らを対象に概要説明会を行った。
今年で6回目となるジャパンドローンのテーマは「ドローンを社会実装するスマート社会実現へ」と設定。例年のようにドローンの機体やサービスの展示に加え、国内外の有識者らによる基調講演や特別講演、セミナーを積極的に実施し、ドローン活用の最新状況など情報発信に努めることを強調した。昨年注目された大型ドローンに関する特設展示も引き続き行う見通し。
また、新たな試みとして、1つのテーマを深堀りするフォーラムを展開。「ドローンと地方創生~活用事例とスマートシティ構想~」について議論することを打ち出した。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、20年のジャパンドローンで初めて実施した講演などのオンライン配信が好評だったため、21年も現地とオンラインの両建てとする予定。
講演のテーマは米国のドローン事情、日本の災害対策とドローンの最前線、「空飛ぶクルマ」の現状、ドローンに関する国際標準化と最新動向など多岐にわたる見通し。有料セッションでは物流へのドローン活用などについて有識者らが意見交換する。
JUIDAとコングレは会期中に300の企業・団体が出展すると見込んでおり、来場はオンライン参加も含めて1万5000人を目指す。
昨年のジャパンドローン会場
(藤原秀行)