物流効率化推進へ「加工食品分野における外装サイズ標準化ガイドライン」の概要公表

物流効率化推進へ「加工食品分野における外装サイズ標準化ガイドライン」の概要公表

詳細は4月下旬めど発表へ

加工食品卸売業の業界団体、日本加工食品卸協会は4月15日、加工食品メーカーや物流企業、卸・小売業などが参加している「加工食品分野における外装サイズ標準化協議会」がまとめた「加工食品分野における外装サイズ標準化ガイドライン」の概要を公表した。

ガイドラインは、昨年3月に官民の協議会「加工食品分野における物流標準化研究会」が発表した「加工食品分野における物流標準化アクションプラン」に基づき、物流効率化の推進に不可欠な外装サイズの標準化を進めるために作成。法的な拘束力はないが、採用すべき外装のサイズなどを提唱、関係業界に行動を促す内容となっている。

同協議会は今後も議論を続け、状況の変化に応じて内容を改定する方針。

本ガイドラインの概要
・本ガイドラインは1100ミリメートル×1100ミリメートルのT11型パレットを使用する製造業者、卸・小売業者、物流事業者等を対象とする。
・最大平面寸法は、40ミリメートルのクリアランスを考慮し、1060ミリメートル×1060ミリメートルとする。
・パレタイズド貨物の全高は大型トラック荷台に二段積みが可能な1300ミリメートル以下が望ましい。
・外装サイズの標準寸法は1100ミリメートル×1100ミリメートルの平面寸法に対して90%以上の平面積載率になるように設定、L×W×H:265ミリメートル×210ミリメートル×210ミリメートルを基本とする。

ガイドラインの詳細は日本包装技術協会のウェブサイトでも4月下旬ごろから公開予定。

(ロジビズ・オンライン編集部)

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