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国交省、渋滞低減へ高速料金の変動制導入を検討

国交省、渋滞低減へ高速料金の変動制導入を検討

五輪時に首都高で実施、成果を踏まえ試験的に地域拡大も

国土交通省は、首都圏などの高速道路料金を曜日や時間帯に応じて変動させる新方式の導入について、本格的な検討を開始した。渋滞が起こりやすい時間帯などに料金を引き上げて交通量を抑制することを視野に入れている。

社会資本整備審議会(国交相の諮問機関)の道路分科会国土幹線部会などで議論を進め、今年夏をめどに方向性を決める見通し。

ただ、高速道路運営会社が現在実施している深夜割引などに関しては、実施時間になるまで高速道路の料金所手前で大量のトラックが待機、路上駐車が発生し別の混雑を生んでいる実態がある。専門家などからは、渋滞発生箇所についてはそもそも道路などの構造面の影響が大きいとの指摘も出ており、変動料金に関しては慎重な検討が求められそうだ。

首都高速道路では今年夏に東京オリンピック・パラリンピックが行われた場合、競技の開催時間帯に合わせて午前6時~午後10時に、自家用車の通行料金に1000円を上乗せする一方、ETC搭載車を対象に午前0~4時の通行時は料金を半額にする予定。通行を夜間に誘導し、選手や大会関係者の輸送を円滑に行えるようにするのが狙いだ。

首都高での交通量削減の成果と課題を検証した上で、他の主要高速道路で渋滞が頻発している区間でも試験的に変動料金を実施することを検討している。現在は走行した距離を基に料金を算出しており、変動料金制を採用すれば大きな転換になる。

(藤原秀行)

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