コープみらい、物流システムトラブルで宅配できず

コープみらい、物流システムトラブルで宅配できず

組合員の商品セットデータ作成遅れ

生活協同組合コープみらい(さいたま市)は5月10日、食料品などの宅配サービス「コープデリ」に関し、物流システム障害の影響で、同日の週に配達する予定だった食品などの多くが組合員に届けられなくなったと発表した。

同組合によると、物流システムの老朽化に伴い、5月の第2回配送分から新システムに切り替えた結果、複数のシステムエラーが発生。各組合員向けにどの箱へどの商品をセットするかのデータ作成が遅れ、配達当日に間に合わなかったという。

同組合は「システム復旧に向けて全力で改修に当たったが、復旧することができず、結果として組合員の皆さまへの欠品のご連絡がお届け日当日となってしまったことを心からおわび申し上げる」と謝罪した。システムの開発ベンダーについては開示していない。

コープみらいは埼玉、千葉、東京の3都県を事業エリアとしており、組合員数は約355万3000人。2019年度の総事業高(売上高に相当)は3945億円に上る。

(藤原秀行)

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