パナソニックが物流など現場向けの頑丈タブレット端末「TOUGHBOOK」新製品発表

パナソニックが物流など現場向けの頑丈タブレット端末「TOUGHBOOK」新製品発表

7・0型液晶で従来品から2割軽量化、冷凍・冷蔵倉庫でも利用可能

パナソニックモバイルコミュニケーションズは5月19日、防水・防塵・防滴などの機能を備え、物流施設や工場といった現場・店舗での活用を想定している堅牢なタブレット端末“頑丈タブレット”「TOUGHBOOK(タフブック)」シリーズの新商品「FZ-S1」を同20日から順次発売すると発表した。

直射日光が当たる屋外でも見やすい高解像度の7・0型液晶を採用。OSはアンドロイドを搭載し、約426グラムと従来品より約2割(約110グラム)の軽量化を実現するとともに、薄さも約10%圧縮した。さらに、裏面に独自の構造を取り入れ、握りやすく長時間使いやすいよう配慮している。

 
 

マイナス20度の環境下でも動作が可能で、冷凍・冷蔵倉庫にも使えるよう設計。1・5メートルの高さからの落下試験もパスしている。標準バッテリーで約8時間、大容量バッテリーは約14時間の駆動を想定。フラッシュ付きリアカメラやフロントカメラ、バーコードリーダーも備え、現場での多様な用途に対応できるようにしている。

オンラインで同日開催したメディア向け新製品説明会で、同社の武藤正樹社長は「TOUGHBOOKはこれまでに3分の1程度が物流会社向けに納入してきた。今後も物流業界は(人手不足で)業務効率化が進むとみているので、われわれも対応を強化していきたい」と表明。TOUGHBOOKで物流・流通業界向けに配送ルート効率化支援などのソフトウエアを提供していくことに意欲を見せた。


「TOUGHBOOK FZ-S1」(以下、いずれもパナソニックモバイルコミュニケーションズ提供)


使用イメージ


低温でも稼働


オンライン説明会後の記念撮影に応じるパナソニックモバイルコミュニケーションズの武藤社長(右)と土田淳プロジェクトマネジメント部プロジェクトリーダー

 
 

(藤原秀行)

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