23年上半期竣工見通し、川崎・東扇島でも計画
Jリートのラサールロジポート投資法人は5月25日、決算説明資料を公表した。
この中で、大阪市住之江区で新たな物流施設「(仮称)大阪住之江物流センター」の開発プロジェクトに参画していることにあらためて言及。2023年上半期を予定している竣工後、取得する方針を示した。
プロジェクトは2019年に取得した底地(開発用地)を再開発する形で、既存建物を解体した後、21年下半期から再開発に着手する計画。物流施設は延べ床面積が約5万平方メートルを想定している。
ラサールロジポートは今年3月、開発を手掛けるSPC(特定目的会社)への優先出資を発表しており、完成後の物流施設の取得に関する優先交渉権を取得している。
ラサールロジポートの資産運用を担うラサールREITアドバイザーズは、建物の再開発とリースアップで物件の価値を高め、優先出資の償還益獲得を図る方針。先進的物流施設の需給が逼迫している大阪湾岸エリアで開発する物件のため、ニーズが見込めると期待している。
ラサールロジポートはまた、川崎市の東扇島エリアでも同様に、物流施設の再開発を計画していることを明かした。
(藤原秀行)