森トラスト、東京・虎ノ門の「城山トラストタワー」で複数メーカーの自動搬送ロボット使った館内物流効率化の実証実験

森トラスト、東京・虎ノ門の「城山トラストタワー」で複数メーカーの自動搬送ロボット使った館内物流効率化の実証実験

QBIT Robotics開発のクラウドサービス活用、7月まで実施

不動産大手の森トラストは6月1日、東京都港区虎ノ門で同社が開発した超高層ビル「城山トラストタワー」で、QBIT Roboticsが開発した、複数メーカーの自動搬送ロボット群とロボットアームをクラウドで統合したサービスを活用し、大規模オフィスビルでの館内物流効率化の実証実験を6月2日から7月2日まで実施すると発表した。

同実証実験は、QBITが国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「自動走行ロボットを活用した新たな配送サービス技術開発事業」の補助を受けて展開。同ビルに入居している複数テナントと配送を担う西濃運輸、佐川急便の協力を得て実際の荷物を使い、その大きさと行き先によって適切なロボットを自動選択した上で配送・集荷を行えるかどうかを見極める。

森トラストはオフィスビル内でのロボット走行における施設の物理的な課題の洗い出しや、実際の荷物をロボットのみで配送・集荷を完了させるための業務フロー構築など、運用面での課題解決において協力する。

QBITが開発した「QBITロボットサービス開発基盤」で構築した館内配送集荷サービスは、用途に合った様々なロボットを活用するため、配送や集荷のシーンにおいてテナントと物流事業者との非接触化が可能になると想定している。また、物流事業者はビルに入館せず作業が完了するため、ビル館内での滞在時間の短縮につながると見込む。

森トラストは今回の実証実験を通じて、多様な施設でスムーズにロボットを導入・活用するための方法を検証する予定。


(画像はプレスリリースより引用)

(ロジビズ・オンライン編集部)

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