不法就労助長の疑いでウーバージャパンを書類送検

不法就労助長の疑いでウーバージャパンを書類送検

警視庁、ベトナム人の在留資格確認不十分か

警視庁組織犯罪対策1課は6月22日、日本に不法在留しているベトナム人を配達員で働かせたとして、入管難民法違反(不法就労助長)の容疑で、料理宅配サービス「UberEats(ウーバーイーツ)」を手掛けていた米ウーバーテクノロジーズの日本法人ウーバージャパンを書類送検した。

同社は昨年夏に在留期限が過ぎたベトナム人2人の在留資格を十分確認せず、東京都内で配達員として就労させた疑いが持たれている。同課はウーバージャパンの当時の代表だった女性と、既に退職したコンプライアンス担当の女性の2人も同じ容疑で書類送検した。

代表だった女性は担当者から直接報告を受けていないとして容疑を否認、コンプライアンス担当だった女性は確認が不十分だったことは認めているもよう。

ウーバーイーツのサービスでは、配達員をインターネットで登録する際、身分証や写真の送信などを求めていたが、問題のベトナム人は他人名義の身分証や他人の写真を使ったとみられ、会社側も当時、面会での本人確認はしていなかったようだ。

(藤原秀行)

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