自動運転技術の早期実用化で協力へ
あいおいニッセイ同和損害保険とZMPが、資本・業務提携で合意したことが分かった。
あいおいがZMPの第三者割当増資を引き受け、1%弱出資することを決定。金額は1億円前後とみられる。
ZMPは自動運転技術の開発を進めており、既にソニーグループや米インテルなどと提携。自動宅配ロボットも手掛けている。あいおいが自動運転技術を使ったロボット宅配などのサービス向けの損害保険商品開発といった面で協力し、自動運転技術の早期実用化を目指す。
政府は2021年度中にも法改正し、小型で低速移動する自動配送ロボットが公道を走って荷物を届けることを解禁する方向で検討を進めている。あいおいとZMPは解禁後をにらみ、取り組みを加速する見通し。あいおいが交通事故などの調査で蓄積してきた安全確保の知識も生かしていきたい考えのようだ。
(藤原秀行)