政府が関係政令を閣議決定、登録・更新手数料は5000円に
政府は7月6日の閣議で、昨年5月に成立した改正道路法に基づき導入する新たな「限度超過車両」の通行許可制度に関し、2022年4月1日に開始することを盛り込んだ政令を決定した。
新制度は、重量や寸法が法定の限度を超える限度超過車両(特殊車両)について、あらかじめ車両のデータを専用システムに登録しておけば、走行前に発着地を入力して通行可能な経路をオンラインで即時に確認、通行できるようにする。旧来の申請より許可までの期間と手間を大幅に短縮・簡素化し、トラックドライバー不足に対応するのが狙い。国土交通省が車両に搭載している「ETC2・0」を活用し、適正なルートで通行したかどうかを事後確認できるようにする。
政府は併せて、車両の登録や更新に関する手数料を申請1件当たり5000円とすることや、複数の都道府県にまたがる通行に関する確認の手数料を1件につき600円と設定することなどを明記した政令も決定した。
(藤原秀行)