オリックス、温室効果ガス規制「EEDIフェーズ3」先行適用のばら積み貨物船を発注

オリックス、温室効果ガス規制「EEDIフェーズ3」先行適用のばら積み貨物船を発注

常石造船製、23年竣工予定

オリックスは7月19日、ばら積み貨物船の新型船「TESS66 エアロライン」2隻を、船主として初めて発注したと発表した。

同船は常石造船が商品開発した「EEDIフェーズ3」に先行適用する新造船。載貨重量6万6千トンで、船首の流線型形状と隅切り型の居住区形状により、風圧抵抗を約20%低減した。

常石集団(舟山)造船有限公司にて建造され、いずれも2023年の竣工を予定している。

ばら積み貨物船の新造船は現在、国際海事機関(IMO)によるCO₂の排出量削減に関する環境規制「EEDI(エネルギー効率設計指標)」により、CO₂を基準値比20%抑える「EEDIフェーズ2」を順守することが求められている。

今回の発注船は、2025年以降の契約船に対しての規制「EEDIフェーズ3」(基準値比30%削減)を前倒しでクリアしており、従来船より環境負荷の低減と燃費向上が期待できる。


(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)

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