事業の可能性検証、25年の万博時に提供目指す
物流向けドローンの開発などを手掛けるSkyDrive(スカイドライブ)は8月27日、長い滑走路を必要とせず垂直離発着が可能な「空飛ぶクルマ」を使い旅客を運ぶ「エアタクシー」の実現に向け、新たに大林組、関西電力、近鉄グループホールディングス(GHD)、東京海上日動火災保険の4社と連携すると発表した。
2025年の大阪・関西万博の際、大阪湾岸エリアでエアタクシーのサービスを提供できるようにしたい考え。5社で今年秋をめどに、生活者モニターを対象にドローンによる海上飛行実演を提供するとともに、空飛ぶクルマのフルスケール展示機や周辺技術・サービスの展示・説明を行い、アンケート調査を実施。空飛ぶクルマの認知度と社会受容度を確認し、将来的な事業の可能性を検証する予定。
大阪府は昨年11月、大阪で空飛ぶクルマの実用化を促進するため、多様な企業・団体と産官学が連携する組織「ラウンドテーブル」を設置。SkyDribeも参加している。今回の調査は府の補助を受けて実施する予定。
(藤原秀行)※各社ロゴマークはSKyDrive提供