温室効果ガス排出削減へ対策拡充、全冷蔵倉庫での実施も視野
横浜冷凍(ヨコレイ)は8月30日、横浜市の研修施設「横浜みらいHRD(Human Resource Development)」と物流拠点「横浜みらいサテライト」で、使用する電力を100%再生可能エネルギー由来のものに切り替える実証実験を同26日に開始したと発表した。
同社は2020年11月に地球温暖化対策などを盛り込んだ「ヨコレイサステナビリティビジョン2030」を策定。2030年の温室効果ガス排出量40%削減(収容能力当たり、15年比)などの目標を掲げている。対策をより拡充する。
両拠点は20年5月に完成。F級5064トンの冷蔵倉庫を持ち、同社の横浜物流センター(横浜市)のサテライトセンターとして機能させている。冷凍・冷蔵倉庫は大量の電力を必要とする中、100%再生可能エネルギー電力による運営を開始。全冷蔵倉庫の100%再生可能エネルギー電力運用化(RE100)も視野に入れている。
「横浜みらいサテライト」の外観(ヨコレイプレスリリースより引用)
(藤原秀行)