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パラ選手村で事故のトヨタ製自動運転EVバス、8月31日午後3時に運転再開

パラ選手村で事故のトヨタ製自動運転EVバス、8月31日午後3時に運転再開

搭乗員や誘導員増員など再発防止策を実施

トヨタ自動車は8月30日、東京オリンピック・パラリンピック選手村で、敷地内を巡回していた同社開発の自動運転EV(電気自動車)「e-Palette」(eパレット)バスが、交差点の横断歩道を渡っていたパラリンピックの柔道男子81キロ級代表の北薗新光選手と接触した事故を受け、再発防止策を発表した。

パラリンピック開催時は目が見えない人など多様な歩行者が選手村内に存在していることを重視。バスが走行する際の車両警告音の音量を大きくしたり、バスの搭乗員や道路に配置する誘導員を増やしたりすることなどを決めた。バスは事故後、運行を停止していたが、組織委員会が8月31日の午後3時に再開することを決定した。

同社によると、事故当時、バスが交差点に右折して進入しようとした際、人の存在を感知していったん停止した後、バスに乗っていたオペレーターが安全を確認した上で再度発進、周辺の状況を確認して手動で減速を開始した。道路を横断してきた北園選手をセンターが検知し自動ブレーキが作動、オペレーターも緊急ブレーキを作動させたが、車両が完全に停止する前に接触したという。

事故の際、交差点内には2人の誘導員が配置されていたが、「信号がなく、特にパラリンピックのような多様な人がいる状況では、誘導員が複数の方向からの歩行者、車両の動向を確認できる環境ではなく、誘導員とオペレーターの間での連携の仕組みが十分ではなかった」と指摘。「信号のない交差点での安全確保は、歩行者、オペレーター、誘導員いずれか個人のみで確保できるものではなく、三位一体でやり方、仕組みの改善に取り組む必要があると判断した」と説明している。

対策として、選手ら歩行者に組織委員会が歩行環境や移動時のルールなどをあらためて周知するのと併せて、車両をマニュアル操作での加減速・停止に対応できるよう改良、オペレーターにも教育する。

さらに、現場で車両や歩行者を安全に誘導できるよう、交差点の誘導員をこれまでの6人から20人強に増やすほか、誘導員は車両担当と歩行者担当に分離・専念させる。

(藤原秀行)

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