「ゼロカーボンシティ」実現目指す
三菱ふそうトラック・バスは8月30日、埼玉県久喜市が8月に新設した給食センターからの学校給食配送車として、同センターの業務全般を請け負う東洋食品に電気小型トラック「eCanter(eキャンター)」1台を納車したと発表した。
久喜市は持続可能で活力あるまちづくりを目指し、今年4月に2050年までの温室効果ガス排出量実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」を宣言。その一環として「次世代自動車の普及促進」を掲げ、学校給食センターの新設に合わせて給食配送車両に電気自動車を採用することを決定した。
2017年に量産化したeCanterは、これまで世界中で250台以上を納車し、総走行距離は300万キロメートルを突破。日本国内では約70台が活躍している。三菱ふそうは今後、燃料電池車(FCV)も含め、トラックとバスの全製品に電動モデルの導入を進める。
また、親会社の独ダイムラートラックおよび三菱ふそうの企業戦略として、39年までに主要国で全ての新型車をCO2ニュートラル化することを目指している。
※以下、プレスリリースより引用、一部編集部で修正
梅田修一久喜市長のコメント
「学校給食における電気自動車(EV)の導入は地球環境に配慮するだけでなく、児童生徒へのゼロカーボンシティに対する関心を高める効果も期待できます。今後も公用車のEV化をはじめとする次世代自動車への計画的転換など、ゼロカーボンシティの実現に向けて取り組んでまいります」
(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)